歌ってみたのボーカル音源のMIX前作業!ボーカル音源修正8つのポイント!

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ボーカルのミックスダウンを始めたので、我流なミックスダウンの手法をまとめておきます。今回はミックスダウン前にボーカル音源をどのように修正しているかをまとめました。

ミックスダウンの前に!ボーカル音源修正の8つのポイント

実際に行っている作業手順は8つあります。

  1. ステレオ音源をモノラル音源へ変換
  2. ノイズ除去1(継続的なノイズをカット)
  3. ノイズ除去2(突発的なノイズの修正)
  4. ノーマライズ
  5. 音量レベルの書き足し
  6. WAVファイル書き出し+ノイズ再確認
  7. ピッチ補正(音程、タイミング)
  8. WAVファイルへ書き出し

ポイント1☆ステレオ音源をモノラル音源へ変換

MIX依頼で頂くボーカル音源はほとんどがステレオ音源になっていました。

ボーカル音源はステレオよりモノラルの方が厚みがでる!と何かの記事で読んだ記憶があります。が、正直違いは分かりません。

「ボーカル」なので、やはりステレオではなくモノラルかなという気分的な問題で変換しております。

DAW上でも、ステレオ音源よりモノラル音源のほうが波形が見易くなるというのが、個人的一番の利点です。

ポイント2☆ノイズ除去1(継続的なノイズをカット)

歌ってみたなどのボーカル音源は基本的に宅録だと思います。どんなに良いマイクを使っても、ノイズがゼロになることはないでしょう。

まずは「サー」とか「ブーン」などという継続的に含まれているノイズをカットします。

波形を操作するソフトであれば、この類のノイズ除去は機能として備わっていると思いますので、ソフトの機能を活用してノイズ除去を行います。

EQだけでも十分処理することはできます。EQでノイズの強い帯域を調べ、その周波数帯をカットします。

大きくカットを行った場合は、もう一段EQを入れて、Qを広めにブーストしてカバーする感じに。

ポイント3☆ノイズ除去2(突発的なノイズの修正)

歌い手さんがマイクに息を吹きかけてしまったときの「フー」という音や、唇があたる「プチッ」という音を修正します。

全てを修正するわけではありません。神経質にはならず、1回から2回程度の流しで聴いて気になったところのみを修正します。

修正方法はカットするのではなく、音量レベルを下げて目立たなくする修正です。カットしてしまうと、ボーカル音源が不自然になってしまうので、音量レベルで調整しています。

ポイント4☆ノーマライズ

ボーカル音源を一定の音量レベルに整えていきます。

サビに比べてAメロやBメロは音程が低い場合が多いので、声量は同じでも音量が小さく聴こえてしまうので、AメロやBメロは音量レベルを少し上げたりしています。

全体的に声量が足りていない場合も、音量レベルを上げますが、ミックスダウンのときにコンプなどで調整するため、細かく調整するというよりは、ある程度ざっくりです。

合唱など複数のボーカル音源がある場合は、音量レベルの目安を決めて一定になるように調整していきます。

ほとんどのDAWにはノーマライズ機能があるので、ノーマライズさせたものを一度バウンス(書き出し)しておくと、その後の処理がやり易くなります。

ポイント5☆音量レベルの書き足し

この項のポイントは2つあります。

歌いだしやサビの入りなど、音量レベルを少し上げてメリハリを付けること。

「サ行」の刺さりがキツイところは音量レベルを少し下げて、刺さりを軽減させること。

歯擦音については、MIXのタイミングでディエッサー処理しますし、ボリュームもインスト(オケ)と合わせてから細かく調整するので、ここも細かく調整するのではなく、さっくりです。

ポイント6☆WAVファイルのバウンス(書き出し)+ノイズ再確認

ひと区切りというイメージで、一度WAVファイルへ書き出します。書き出さずに作業を継続しても問題はありません。好みの問題です。

前項で音量レベルを上げていますので、僅かだったノイズも浮き上がっている場合があります。再度ノイズの確認をして対応しておきます。

ミックスダウンの作業に入ったら「ノイズ」のことは考えたくないので、ノイズ除去はしっかり行っています。

ただ、楽曲にもよりますが、中帯域に含まれているようなノイズはインスト(オケ)と混ぜてしまえば、ほとんど気にならない程度になります。

低域の「ブーン」というノイズ、高域の「サー」というノイズだけを気にかけておけばOKでしょう。

ポイント7☆ピッチ補正(音程、タイミング)

ピッチ補正の機能はDAWに付属していたり、専用のプラグインなどいろいろあります。細かい作業も多いので、使いやすいソフトが一番だと思います。

まずは音程の補正を加えますが、ガチガチに補正すると人間味が無くなってしまうので、音程が大きく外れてしまっているところを中心に補正します。

スケール範囲のオート修正だけで十分だと思います。CDを作るわけではないので、さっくりです。ボイストレーニングがんばって・・・というところでしょうか。

ノイズは録音環境に依存し、学生の方などは金銭的な問題もあるので、ノイズ減らして!とは言いませんが、歌はトレーニング次第ですからね。MIX=歌がうまく聴こえる、と勘違いしてもらっては困りますのでw

次にタイミング補正ですが、こちらもガチガチには補正せず、4分音符か8分音符単位で十分だと思います。複数名の合唱曲などでは、かなりガチガチにやります。

32分音符単位のズレなどは、逆にグルーブ感が出てくる?!と思っていますので、タイミングのズレに不自然さが無ければ、そのままにします。

ポイント8☆WAVファイルへ書き出し

ミックスダウン用のWAVファイルを書き出します。

この時、アナログシミュレータ系のプラグインを使って、少しだけレベルを上げています。

ピッチ補正をすると、どうしても機械的な感じが出てしまうので、アナログシミュレータのプラグインでレベル上げも含めて補正しておきます。

僅かですがアナログ感を足しておくと、ミックスダウン後のボーカル仕上がりも良くなっているように感じます(錯覚かもしれません)

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