2016年版DTMパソコンの最低スペックとは?Ableton Liveを快適に動かすための必要スペックを考察

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2016年はCPUの世代がHaswellからSkylakeへ移ります。これからDTM(Ableton Live)をはじめるような初心者やPC買い替えを検討している方の参考に。次の自作PC検討でメモしたことのまとめ。

はじめに。今回は自作PC構築のような話はメモ程度しかありません。パソコンに詳しくなくても理解できる内容だと思います。

中古パソコンは買ってはいけない!

安いからと中古市場を狙う人もいると思いますが、知識がない人ほど中古パソコンを買ってはいけません。具体的には書きませんが、コストパフォーマンス悪いことがほとんどです。

「Core i5搭載!」というキャッチで、スペック表を見てもCPUの型番が記載されていないとか。

詐欺に近いですね。

自作PCを構築する人が知識あること前提で中古パーツ購入するのは良いですが、知識ない人は基本的に新品買いましょう!

デスクトップとノートパソコンのCPU

CPUの必要スペックを見る場合、デスクトップとノートパソコンでは大きく違います。

「DTMパソコン買うなら最低でもCore i5が欲しいよね」
「俺のパソコンCore i5だよ!買ったの4年前だけど」
という会話。

Core i5と言っても、多くの種類があるので要注意。

2016年2月現在、新品購入した場合はHaswell世代以降になると思うので、Haswell世代以降で考えます。HaswellやSkylakeなどCPUには世代がありますが、自作PCの構築をする人以外は深く知る必要はありません。CPUにはそんな世代の名前あるんだ・・・程度に見てください。

Ableton LiveをいろいろなCPUで利用してみた体感で、快適に使える最低スペックを考察すると、デスクトップならG3250やG4400などのPentium Dual-Coreシリーズ。ノートパソコンならCore i5シリーズ。

VSTプラグインを導入せず、Ableton Live付属の音源やエフェクトだけを利用するのであれば、デスクトップならCeleron Dual-Coreシリーズ、ノートパソコンならCore i3でも動きますが、体感はギリギリの印象。

デスクトップとノートパソコン

どうして?デスクトップはPentiumでいいのに、ノートパソコンはCore i5なの!?と思う人もいるでしょう。現在のデスクトップとノートパソコンのCPUにはそれぐらいの差があるということです。

流通しているノートパソコンのスペック表を見ると、Core i3 5005U、Core i5 5200U、新型モデルだとCore i3 6100U、Core i5 6200Uと必ず型番の最後に「U」が付いています。これが最近の主流で省電力に優れたCPUが搭載されています。

バッテリーが長持ちしたりするわけですが、CPUの処理性能としてはデスクトップCore i3やCore i5に比べて大きく劣っています。

Core i7 5600Uを仕事で使っていますが、Web制作やシステム開発で使った体感だと、デスクトップのPentium G3220と同じか少し良い程度。Core i3 4130よりは性能低い。負荷が高いとハッキリ感じるレベルです。

WindowsエクスペリエンスインデックスでCore i7 5600Uはプロセッサ7.4、Core i3 4130はプロセッサ7.5が表示されますが、体感差はもっとあります。

2年前にIntel Core i5 2450M搭載ノートパソコンとPentium G3220のデスクトップによるAbleton Liveの体感比較を記載しているので参考に。2450Mのように型番の後ろが「M」のCPUは「U」のCPUより省電力性能は圧倒的に悪いですが、体感速度は「M」のほうが良かったりします。

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体感速度を求めるなら迷わずSSD!

CPU性能やメモリ容量もパソコンの速度を決めるには重要なスペックですが、体感速度に直結するのはハードディスクかSSDか。快適さを求めるなら迷わずSSDの一択!最近のSSDは120GBで6000円程度、250GBで10000円程度とかなり値下がっています。

DTMではサンプル音源などで数十ギガが当たり前のようになってますので、WindowsやAbleton Live、VSTプラグインなどをインストールするのはSSDに、サンプル音源はハードディスクに。ノートパソコンなら外付けハードディスクに。

と、分けておけば高価な大容量のSSDなど購入しなくても十分快適に利用することができます。

自作PCの構築ならSSDにもSATA接続と新しいM.2接続があります。メーカーによってはUltra M.2規格まであります。M.2接続を試しましたが、データ保存のときなどに速さを体感できます。M.2接続はH97、Z97、H170、Z170などのマザーボードに搭載されてますので、いずれ拡張でM.2接続を考える場合はH170やZ170を選択しておきましょう。

大事な安定性!80PLUSの電源を選択

自作PC関連の記事では度々言っていると思いますが、電源はとても重要です。メーカーパソコンを購入する場合も必ずチェックしてください!

ノートパソコンはACアダプタなので気にすることはありません。デスクトップの場合は搭載電源が「80PLUS」の製品を選びましょう。

自作PCユーザのように1年ごとにパーツ入れ替えやパソコン買い替えなどを考えていない場合、長期的に安定して使いたいと思うなら80PLUS電源です。80PLUSの説明はしませんが、安定性を求めるなら80PLUSを選択!と覚えておきましょう。

「パソコンが不安定で・・・」なんて話はよく聞きます。パソコンを長期的に使ってWindowsそのものが不安定というケースもありますが、Windows8.1になってからは長期利用で不安定になるケースも減っているように感じます。

ハード面での不安定な原因の多くが電源かマザーボードです。逆に言えば電源とマザーボードに安定性を求めておきましょう。

インターネット利用がメインのパソコンであればこだわる必要性もありませんが、DTMパソコンであれば、電源は80PLUSの製品。長期的な安定性を求めるのであれば、マザーボードはチップセットがH97、Z97、H170、Z170などのマザーボードを選びましょう。

チップセットがH系やZ系のマザーボードは機能が豊富というだけではなく、電源周りの回路が高性能だったり、信頼性の高いパーツを使っていたりと、値段なりの価値が多くあります。2年以上の利用を考えるパソコンであれば、最低H系のマザーボードを選択しておきましょう。

静音性を考える

DTMパソコンの構築において静音性は重要な要素になってくると思います。

よく問題視されるのはハードディスクのカリカリ音。これはSSDの利用で回避するか、最近は動作音が静かな製品もあるので、レビューなどでチェックして選択しましょう。SSDは無音なので体感速度のことも考えればDTMパソコンには導入する!の一択だと思います。

次に気になる音がファンの音。ケースファン、CPUファン、電源ファン。

ノートパソコンの場合はメンテナンスをしない限り、内部ファンの音が年々気になってくるでしょう。これはCPUに塗ってあるグリスが劣化して熱伝導率が悪くなったり、内部にホコリがたまってエアフロー(風の流れ)に問題があったりなど。定期的に内部掃除をしない限り解決しません。

デスクトップの場合も定期的なメンテナンスは必要ですが、メーカーパソコンでもケースファンは変更可能ですし、電源やCPUファンも変更は可能です。購入して間もないのに音が気になるレベルなら、パソコンショップなどで相談してシステムにあった製品に交換することも可能です。

自作PCは構築段階でファンのことをしっかり考えておきましょう。ファンは他のパーツに比べて種類も豊富で悩んでしまいそうですが、ポイントとして回転数が制御できる製品を選ぶこと。製品説明にPWMと書いてあれば制御可能です。ただし、マザーボード(メーカー)によって、設定用ソフトウェアが付属していない場合に、別途フリーウェアを使ったりBIOSで設定したりとハードルが上がります。

そんな時は、静音性の高いファン(回転数が1500rpm以下)を選びましょう。

個人的に最近のお気に入りはオウルテックの山洋電気製。少しお値段高めのファンですが、静音性抜群です。スーパー超静音ファンシリーズの8cmや9cmの製品では回転数800rpmとは思えない風量があるのに、無音!?と感じるレベル。DTMパソコンのケースファンとしてオススメできます。

長くなってしまったので、後日、必要スペックから現行製品や自作PC構築パーツなど、検討した製品リストを紹介します。

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