USBオーディオインターフェースの選び方と比較 – TASCAM US-2×2は解像度が高く音質が良い

  • TASCAM US-2x2のレビュー
   機材

USBオーディオインターフェースの選び方、第三弾。知人がTASCAMのUS-2x2を購入したので視聴させてもらいました。MOTUのMicroBook2やRolandのOCTA-CAPTUREなどと比較しながら、良い点と問題点などをレビュー。

USBオーディオインターフェース談議

各社から新しいUSBオーディオインターフェースが続々と発売されてますが、一番気になっていたのが、TASCAM US-2×2やUS-4×4のシリーズ。

TASCAM US-2x2のロゴ

ネット上のレビューを見ると評価が高く、音質が良いと複数で書かれていました。視聴したいと思っても田舎の楽器屋ではUSBオーディオインターフェースの視聴などありません。ネットレビューだけがホント頼りだったりします。

そんな中、知人がTASCAMのUS-2×2を購入したということで、数人集まってUSBオーディオインターフェース談議をしてきました。と言っても、全員趣味の域なので高度な会話はありませんw

前回も書きましたが、私はエンジニアでもなければ評論家でもありません。前回同様、DTM初心者に少しでも参考になれば、ということです。

関連記事
USBオーディオインターフェースの選び方と比較 – Roland OCTA-CAPTUREとMOTU MicroBook2

USBオーディオインターフェース談議

TASCAM US-2×2にはDAWが2つ付属!

TASCAM US-2×2のコストパフォーマンスが良いと思ったのは、DAWが2種類もバンドルされていること。Ableton Live LiteとSonar LEが付属しています。USBオーディオインターフェースでDAWが2種類付属というのは、珍しいと思います。どちらも上位版へ安価でアップグレードできるので、DTM入門者にはとても良いことだと思います。

関連記事
Ableton Live 9 Liteでも十分楽しめる!Live Lite 8とは違い制限も緩和されているのでLive初心者にオススメ

TASCAM US-2×2の音質が良い

まず、音質の感じ方は人それぞれだと思います。できる限り実際に視聴することをオススメします。そこを前提に、私の主観的な意見を参考にしてもらえればと思います。

今回、持ち寄られたUSBオーディオインターフェースは6台。RolandのOCTA-CAPTURE、FocusriteのScarlett Solo、MOTUのMicroBook2、ALLEN&HEATHのZED-10、BEHRINGERのUCA222、そしてTASCAMのUS-2×2。

気になっていた、音質の比較をしました。使用したDAWはAbleton Liveではなく、Cubaseです。モニタースピーカーはFOSTEX PM0.3、ヘッドフォンはAKG K612 ProとSONY MDR-7506。

AKG K612 proヘッドフォン

FOSTEX PM0.3での比較では、明らかにBEHRINGERのUCA222だけ音がこもった(濁った?)感じでしたが、その他は正直私には違いが分かりません。RolandのOCTA-CAPTUREだけ少し解像度高いかな程度。もっと良いモニタースピーカーで視聴すれば違いが出たのかもしれません。

ヘッドフォンの視聴では違いを感じました!RolandのOCTA-CAPTUREとTASCAMのUS-2×2の音の解像度が良く、音がキレイに聴こえました。BEHRINGERのUCA222だけ圧倒的に音がこもってます。FocusriteのScarlett Solo、MOTUのMicroBook2、ALLEN&HEATHのZED-10の3つは特筆するような違いを感じませんでした。

TASCAM US-2x2のヘッドフォン端子

前回のUSBオーディオインターフェースの選び方と比較でも書きましたが、ヘッドフォンをメインで制作をしているので、RolandのOCTA-CAPTUREの音の分離、音の広がりの良さに物欲が高まりましたが、TASCAMのUS-2×2も凄く良いです!他の方のレビューで音質が良いと書かれていたことが納得できます。

MicroBook2の公式サイトにある「最高級のオーディオクォリティを実現します。その機能と品質は市場価格6~8万円台のオーディオインターフェイスがライバルとなるように設計されています。」を鵜呑みにしてMicroBook2を購入しましたが、もう買い替えを検討したくなるレベルの音質差がありますw

OCTA-CAPTUREとMicroBook2の大きさ比較

AKG K612 Proで視聴した感じでは、音の分離はRolandのOCTA-CAPTUREの方が高く、音の広がりはTASCAMのUS-2×2の方が良く感じました。TASCAMのUS-2×2の価格帯ならヘッドフォンアンプ目的でも欲しくなる感じです。

MIDI端子でmi.1を試してみた

使い道を模索中のmi.1。TASCAMのUS-2×2にはMIDI端子があるので、試してみました。

TASCAM US-2x2でmi.1を試してみた

TASCAMのUS-2×2にはACアダプタが付属していないので半信半疑でしたが、特に問題なく利用することができました!OCTA-CAPTUREとは違いMIDI端子間にも余裕があり、しっかり挿すことができます。

TASCAM US-2x2でmi.1を利用

KORG ModuleやKORG Gadgetをバッチリ使うことができました。mi.1 connectにもKORG ModuleやKORG Gadgetはしっかり表示されますね!

TASCAM US-2×2の問題点

TASCAM US-2×2を利用している知人はWindows8.1の環境ですが、ドライバが不安定だということでした。まず、USB2.0端子に接続した場合、パソコンを起動時にTASCAM US-2×2を認識できなくなりドライバの再インストールが必要になってしまうらしいです。USB3.0端子へ接続すると、この事象が発生しないということでした。

更に、ブラウザでのストリーミング再生を行っていると、急にUS-2×2を認識しなくなり、音が出なくなる事象があるということです。

US-2×2のドライバは今までのTASCAMのドライバとは別で新しく開発されたものらしいので、まだ不具合があるのでしょうか?もちろん、環境依存の可能性もあると思います。TASCAMへ問い合わせをしたようですが、結局、原因解決はできていないそうです。

TASCAM US-2×2で利便性が悪くなること

もし、MicroBook2からの乗り換えを考えるなら、US-2×2だと端子数が物足りないのでUS-4×4を選ぶとは思いますが、利便性が悪くなると感じるのがループバック機能がないことです。

TASCAM US-2×2で利便性

USBオーディオインターフェースのドライバはASIOドライバを利用すると思いますが、ASIOドライバの場合は排他制御がかかるはずなので、ループバック機能がない場合は、DAWと他のソフトを同時起動させて両方から音を鳴らすということができません。例えばDAWとiTunesを同時に使えない、DAW利用中にストリーミング再生できない、など。(疑似ステミキするようなソフトを導入すればできる???)

DAW(Ableton Live)を起動したままにしていることが多いので、ループバック機能があることに慣れていると不便さを感じます。

オススメのUSBオーディオインターフェース

TASCAM US-2×2は価格を考えれば、とても良い機器ではないかと思います。音質が圧倒的に良く、付属ソフトも豪華、デザインも良いです。MIDI端子もあり、LINE OUTとPHONESのボリューム端子が別々にあるのも、とても好印象です。

Ableton Live Liteも付属しているので、USBオーディオインターフェース購入の相談をされたら、予算15000円前後で入出力端子数に問題がない場合は、このTASCAM US-2×2を勧めると思います。

最近、一番人気がでそうだと感じるUSBオーディオインターフェースは、やっぱりSteinbergのUR12だと思います。FocusriteのScarlett Soloを購入した知人も、もう少し待てば良かったと悔やんでいましたw

音質の違い

UR22と同品質でCubase AI7付属、そしてループバック機能搭載で10000円程度ってスゴイですね。流行りのネット放送向けにピッタリの機器ですし、安価で入門者にはとても良い製品ですね。

関連記事
UR12とUR22の比較|歌ってみたをはじめたいならUR12で十分

Live9を中心にDTM関連の情報をツイートしています
リプライもお気軽にどうぞ!