Ableton Pushのユーザモードでパフォーマンス!MIDIエフェクトを活用してパッドを光らせよう!Arpeggiator&Note length編

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Ableton Pushのユーザモードを活用することでパッドをカラフルに光らせることができます。前回のChordとVelocityに続いて、今回はPitch、Arpeggiator、Note lengthを使って出来ることをご紹介。

Ableton Pushのユーザモード

Ableton Pushのユーザモードを利用する方法と基本設定については、前回の記事でご確認ください。

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MIDIエフェクト「Pitch」を活用する!

Chordエフェクトを使うことで、任意の形にパッドを光らせることができますが、あくまで押したパッドを中心に光ります。

Pitchエフェクトを使うことで、押したパッドは光らず、離れたパッドを光らせることができます。

Pitchエフェクトで[+1st]を設定し、左下(C1)のパッドを押した場合

Ableton PushでPitchエフェクトを利用+1st指定

Pitchエフェクトで[+8st]を設定し、左下(C1)のパッドを押した場合

Ableton PushでPitchエフェクトを利用+8st指定

Chordエフェクトで指定していた数値と同じ原理で、+1、+2、+3と増やせば、右に光る位置がズレていきます。+8、+16、+24と増やせば、上に光る位置がズレていきます。マイナスを指定すれば左や下にズレていきます。

例えば、左下(C1)のパッドを押して、縦1列全て(8つ)のパッドを光らせようとした場合、Chordエフェクトだけでは実現できません。

Ableton PushでPitchエフェクトを利用した応用例

こんな感じにMIDI Effect Rack(チェーン)を使って、Chordエフェクト+Pitchエフェクトで縦1列を光らせることができます。MIDI Effect Rack(チェーン)の設定については最後に解説します。

MIDIエフェクト「Arpeggiator」を活用する!

Arpeggiatorエフェクトを使うことで、任意の方向にパッドの光を移動させることができます。

他のMIDIエフェクトに比べてパラメータは多いですが、キモとなるパラメータは3つだけです!覚えてしまえば難しくありません。

Ableton PushでArpeggiatorエフェクトを利用する

Rateでパッドの光る(移動する)速さを調整するイメージです。楽曲のテンポにも依存しますが、1/16を中心に調整すると良いと思います。

Stepsは光が移動するパッド数、Distanceは光が移動する方向です。Distanceの数値はChordエフェクトやPitchエフェクトと同じ考え方です。画像のように設定して左下(C1)のパッドを押した場合、縦方向に7パッド分(縦1列分)光が移動していきます。

Distanceの数値が[+1st]なら右方向に、[-1st]なら左方向に、[-8st]まら下方向に移動していきます。

実際に設定して光の移動を試してみてください!Arpeggiatorエフェクトは基本これだけです。

MIDIエフェクト「Note length」を活用する!

Arpeggiatorエフェクトで光を移動させることができますが、パッドを離した瞬間に光は消えてしまいます。せっかく縦方向に7パッド光を移動させる設定をしても、途中でパッドを離したら上まで移動する前にパッドの光は消えてしまうのです。

そんな時はNote lengthエフェクトです!

Note lengthを使うことでパッドを光らせておく時間を調整します。必ずと言ってもいいぐらい、Arpeggiatorエフェクトとセットで使うエフェクトです。

Note lengthエフェクトで調整するパラメータはModeとLengthです。ModeはTimeとSyncがあります。状況によって使い分けます!

Ableton PushでNote lengthエフェクトを利用する

先ほどのArpeggiatorエフェクトの例で、縦方向に7パッド光が移動する設定のみだと、楽曲のテンポによっては1パッドごとに光がチカチカと数回点滅しながら移動していくと思います。

1パットずつ光が移動していくイメージを強調したい(1つのパッドで点滅させない)場合は、Arpeggiatorエフェクトの後ろにNote lengthエフェクトを追加し、Mode:SyncでLengthを調整しましょう。

Ableton PushでArpeggiatorエフェクト+Note lengthエフェクトを利用する

応用例として、楽曲テンポが120の場合にLengthを1/4に設定すると、パッドの光が4つずつ移動しているように見えます。試してみてください。

Ableton PushでArpeggiatorエフェクト+Note lengthエフェクトを利用する。Length:1/4の設定

ここまでの設定では、まだパッドを押している間だけパッドが光る状態です。パッドを離しても、パッドの光を継続させるためにはArpeggiatorエフェクトの前にNote lengthエフェクトを追加し、Mode:TimeでLengthを調整しましょう。

Ableton PushでArpeggiatorエフェクト+Note lengthエフェクトを利用する。パッドを離してもパッドが光続ける設定

この設定で、パッドを押すのを離しても、上にパッド7つ光が移動するまで光は消えなくなります!

MIDI Effect Rackを活用する!

Note lengthエフェクトの活用で任意の位置まで光を移動させることができるようになりましたが、光の移動中に他のパッドを押すと・・・光の移動が変化したと思います。

応用でもあり、実は一番の基本でもあるMIDI Effect Rackを使わずして、Ableton Pushでパッドを光らせるパフォーマンスはできません!

先ほどの設定例で、MIDI Effect Rackを設定しない場合、パッド左下から右にパッド4つ(C1、C#1、D1、D#1)を同時に押してみてください。4つのパッドそれぞれ上にパッド7つ光を移動させたい・・・なりませんよね。

パッドごとに独立した設定をしないと、4つのパッドそれぞれ上にパッド7つ光を移動させることができません。そのためにはMIDI Effect Rackです!

Ableton PushでMIDI Effect Rackを利用する

MIDI Effect RackへArpeggiatorエフェクトとNote lengthエフェクトを追加することで、チェーンが1つできます。チェーンを選択しておき[Ctrl]+[D]でチェーンを4つまで複製します。

MIDI Effect RackのKeyボタンを押して、各チェーンの鍵盤の設定範囲をC1、C#1、D1、D#1と1つの鍵盤だけにします。この設定をすることで、パッドごとに独立した状態になります。

再び4つのパッド(C1、C#1、D1、D#1)を同時に押してみてください!4つのパッドそれぞれが上にパッド7つ光が移動しましたよね!

このMIDI Effect Rackのチェーンを使ってパッドごとに独立させ、各チェーンごとにMIDIエフェクト設定をすることで、パッドをいろんな形で光らせたり、移動させたり、自由自在にできるのです!

前回の記事でもご紹介した、Ableton Pushのパフォーマンス動画。前回と今回の記事を読まれた方は、もう一度見てください!MIDIエフェクトの使い方がイメージできていれば、この動画の全てを、どのMIDIエフェクトで実現すればいいのか分かりますよね!?

画像や言葉だけでは説明が分かり難い部分もあると思いますが、実際にAbleton Pushで設定しながら試してみてください!1度やれば「なるほど!」になると思います。

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